南アフリカで暮らしたコト vol.3

旅のコト

南アフリカ生活、最後の家族。

 

vol.1, 2を読んでない方はコチラ↓

http://tohda.net/?p=412

http://tohda.net/?p=843

 

南アフリカの端っこ。

モザンビークとの境界に近い村。

 

 

 

大げさじゃなくて、ほんとに、未開の地。

 

 

家の周りは360度、草原。

 

シバヤ湖が近くにあり、

夕方には、カバが家の前を通る。

 

そんなところ。

 

 

そんなところから、

やってきたオファー。

 

偶然に偶然が重なり、

「南アフリカに日本から来た子が、ホームステイ先を探している。」

と私のことを知った家族がいた。

 

お父さんが日本に住んでいたことがあり、日本語が話せる。(ペラペラ、しかも博多弁)

そして、日本が大好き。

少しずつ息子にも日本語を教えたい。

息子と日本語で会話できる人を探していた。

 

そして、

「ぜひ、私たちのところに来てほしい」

とメールがきたのだ。

 

 

南アフリカの端っこで、

こんなこと、

あるんですね。笑

 

 

こうして、私の南アフリカ生活最後の居場所が決まった。

 

庭からの景色。

 

ドラム缶で雨水を沸かしたお風呂。

 

 

そこで出会った家族

 

 

3歳の男の子。

 

 

私はここで

毎日

朝から晩まで

とにかく

彼と遊び周った。

 

 

これは初めて会ったときの写真。

少し恥ずかしがりながら

花を摘みに行き、その花を水に浮かべて、

 

 

「およいでる」

と日本語で言った。

「およいでるね」

と私は言った。

 

お父さん以外の、日本語をしゃべる人に初めて会った日。

 

花を摘むのは好きな遊びのひとつだった。

 

自分の好きな時に

好きなことをして遊ぶ。

 

ぬいぐるみが好きで、

 

みんなともだち。

 

だから、庭で遊ぶだけだけど

全員一緒じゃないと、だめ。

 

そんな

やさしい子。

 

泥だらけのまま逃げ回ったり、

 

好き嫌いが多かったり

 

服を着ることを嫌がったり

 

ちょっぴりわがままボーイ。

 

 

近くに子供がいない場所。

 

 

あっという間に

「しょーこさん、しょーこさん」

と、どこまでも

トイレまでも

ついてまわるようになった。

 

おばけごっこで大盛り上がり

 

日本の童謡や手遊びも覚えた。

 

大自然の中で

 

朝から晩まで駆け回る。

 

ずーーっと一緒にいても

不思議と飽きることはなく

いろんな発見や成長があった。

 

 

 

 

南アフリカの端っこで、

 

納豆や

(全然食べなかったけど。)

 

ベジタリアンお寿司

(パプリカや茄子で作った。)

 

ベジタリアンかつ丼

(ソイミートで作った。)

 

など日本食を作ってみたり、

 

お寿司の作り方教室も開いてみた。

 

 

 

ずっと一緒に遊び、

日本語で話しかけ、

 

ここに来たときは

ほとんど英語しか話さなかった彼も

いつの間にか

たくさんの日本語を話すようになった。

 

 

虫や鳥、植物に興味しんしんで、

カメラマンであるお父さんのまねっこ。

 

でも同年代の子供が周りにいないので

とても人見知りだった。

 

それでも少しずつ

子どもと触れ合い

 

ある時、

子どもたちが集まる場に行った。

 

そこで、自分より幼い子に

遊んでいたおもちゃを取られた。

 

これまでなら、

泣いて怒って

私のところに来ていた。

 

でもその時彼は、

「あの赤ちゃんに貸してあげたんだ。」

私のところに来て、

そう言ったのだ。

 

自分より小さい子に優しさを見せた。

 

これまでの彼からは考えられない行動に

もう、感動しました。笑

 

 

その後も

ケンカしそうになりながらも

他の子と一緒に遊んでいた。

 

 

 

 

こうして、

彼と遊びに遊びに遊んだ日々は

あっという間に過ぎ、

 

 

 

別れの時。

 

 

 

 

前の日に、

「明日帰るよ。」

と日本語で伝えた。

 

「どうやって?」

「飛行機で帰るよ。」

「大きい?」

「大きいよ。」

 

 

 

 

次の日。

長距離バスの乗り場まで

お父さんとお見送りに来てくれた。

 

 

途中から

私が帰ることにたぶん彼は気づき

ぐずり始めた。

 

 

バス停に着き、

 

私がバスに乗り込むと

お父さんに抱かれたまま

大泣きした。

 

バイバイも言えず、

ただただ泣いた。

 

 

 

ありがとう。

 

毎日一緒に遊んで

とっても楽しかった。

 

「しょーこさんしょーこさん」

と呼んでくれて

とっても嬉しかった。

 

たくさんの成長も見れた。

 

 

 

 

次会うときは、

どんな少年になっているかな。

 

 

またね。

 

 

〜おわり〜